中小企業が抱えている人材育成の課題

会社をより成長させていくには社員の力が何よりも大切です。それには企業がしっかりと社員のキャリア形成（人生設計）を支援し、育成していくことが大切になります。しかし、なかなか人材育成が進んでいないのが現状です。なぜ中小企業で人材育成が進まないのでしょうか。

人材育成を阻害する要因として最も多いのが、実施をする時間がないというものです。人材育成を行なうには、多くの時間を必要とします。しかし、普段の忙しい業務に加えて人材育成を行なうとなると、なかなか時間を割くことができないという企業は多くあるでしょう。

また、人手が足りなく余分な人員を配置することができないことや、ビジネスや商品自体の立ち上がりから衰退までが早いために、人材育成の時間をとることができないなどの理由もあります。
過重労働対策も求められるなか人材育成の時間を捻出するには管理職も含む全社員相互の協力を促す、チームワークやチームビルディングを強化する職場教育・研修が有効です。

3年以内に3割以上の新入社員が辞めていくと言われている現在、どのようにして若手社員を定着させるのかは大きな課題となっています。若手社員を定着させるには、成長をサポートする人材育成の仕組みを作っていく必要があります。

また、人材育成がなかなか進まない理由として、教える側が育成のスキルを持たないというケースもあります。人材育成のスキルがないまま部下をもってしまうとその指導は場当たり的な対応にならざるを得ず部下の問題解決能力を鍛えることができなくなります。つまり、自分の頭で考えて行動することができる自立型人材を育成することができなくなるということなのです。
当社では中間管理職・リーダー層のコミュニケーション能力の強化から始める教育・研修メニューを提供しています。

人材育成が場当たり的になる原因としてそもそも企業が求める人材像が定まっていない場合があります。企業が求める人物・能力・人材像を反映させた評価基準を定めて、部下を持つリーダー層以上が一堂に集合して社員一人ひとりを評価する場（評価会議）を作ると、求める人材像や人材育成に関する課題が社内で共有され中堅・リーダー層のＯＪＴのレベルも飛躍的に向上します。
当社では中小企業の特徴を生かした評価制度の設計をご提供しています。

当社では企業が自らの将来（事業計画）と、社員の人生設計（ライフデザイン）や働き方（キャリアデザイン）を共有することが人材育成の出発点という考え方を基本とした人材育成メニューをご提供しております。

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